プチ援交

親元から離れた社会人1年生の頃、僕は軽い五月病にかかって、毎日死にたいと思っていた。彼女はおろか友達もおらず、職場では「仕事ができない奴だ」と白い目で見られて、毎日のように「何で僕は生きているのか」と、部屋の壁に頭を打ち付けながら生きる意味を考えていた。
そんな僕を救ってくれたのは、オンラインゲームだった。たかがゲーム、されどゲームだが、ゲームに没頭している時だけ、僕は人生の辛さを忘れることができた。
人生の主軸を仕事からゲームに置いたことにより、辛い日々に変わりはなかったものの、少なくとも自殺を考えることはなくなったように思う。
そして、ゲームをコミュニティーにして人とのつながりができた。ゲーム内では顔を合わせることがないので、緊張も気遣いもなく人の輪に入れる。僕が所属したコミュニティーは、上は40代、下は10代と様々な年齢の老若男女が集い、楽しいつながりだった。ゲームそのものよりも、彼らとのコミュニティーの方が当時の僕を救っていたのかもしれない。
プチ援交
だが、そこに誰かがプチ援交を持ち込んだのである。オフラインミーティングでのことだ。その現場がいつしかプチ援交の場になっていったのである。早い話、男性プレイヤーが女性プレイヤーを食い始めたわけだ。
いや、逆かも知れない。女性プレイヤーが小遣い稼ぎに男性プレイヤーにたかり始めたという表現の方が正しいだろう。かく言う僕もオンラインの時に、ある女性プレイヤーから「援助してくれたらデートくらい付き合うよ」と、プチ援交を持ち掛けられたのである。
正直に言ってリアルでは女性とは全く縁がなかった僕なので、心は揺らいだ。地方の子だったので旅費はかかるが、会ってみれば人生が変わるのでは?と思った。ただ、それは叶わなかった。僕が返事を躊躇している間に、その女の子は他のすぐに会えるプレイヤーの方に走ってしまったからだ。
ちなみに、その女の子とは今でも交流があって、今はシングルマザーである。プチのつもりが勢いで最後までいっちゃって、それが一発必中だったのだ。
「あの時、○○が私の誘いに乗ってくれていたら、人生も変わっていたかもしれないなあ」などと言ってくる。
確かにそうかもしれない。今頃、僕がパパだった可能性もある。まあ、タラレバ言っても仕方がない。生活に困っていると言う彼女に口座から現金を振り込みしつつ、今日も僕はゲームを続けている。
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